2016年09月13日(火)
IEA、世界石油需要の伸びを前月から10万バレル引き下げ
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)は13日に発表した月報で、2016年度の世界石油需要の伸びが、前年比で約130万バレルになるとの見通しを示した。前月から10万バレルの引き下げとなる。2017年度の需要は前年比で120万バレルの増加と、伸びのペースは更に鈍化する格好だ。マクロ経済の見通しは、依然として不透明感が強いという。
8月の世界石油生産は、日量9,690万バレルと前月から80万バレルの減少となった。非OPEC産油国の生産の落ち込みが背景にあり、前年比ではやはり30万バレルの減少となる。非OPECの生産は、2016年度には前年から84万バレル減少する見通しだが、2017年度には38万バレル増加するという。
OPECの8月石油生産は日量3,347万バレルと、前月からやや増加した。クウェートとUZEの生産が過去最高を更新したほか、イラクの生産も増加。サウジの生産も過去最高に近い水準を維持、イランの生産は制裁解除後の最高を更新した。中東産油国の増産によって、前年比では93万バレルの増加となっている。
OECD諸国の在庫は7月末時点で31億1,100万バレルと前月から3,250万バレル増加、過去最高を更新した。
製油所稼動は、2016年後半の見通しが更に引き下げになると見られている。これにより、2016年度の稼動の伸びは、ここ10年で最低水準に落ち込むことになるという
IEAは今回の修正により、世界市場は少なくとも来年前半まで供給過剰が続くとの見通しを示した。消費国の在庫積み増しも継続、世界市場のバランスが取れるまでには、これまでよりも長く待つ必要があるとしている。
Posted by 松 9/13/16 - 08:56



